近年、お子さんに早期教育を取り入れているご家庭が多いので、幼児期から算数を学習しているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし早期教育にはメリットもデメリットもあり、幼児期から取り入れようか悩みますよね。
そこで、幼児期から算数を学習することのメリット・デメリットと注意点について紹介します。
幼児期から算数を学習するデメリット

- 学校の授業で混乱する
- 授業がつまらなくなる
- プレッシャーになることもある
学校の授業で混乱する
学習を先取りしすぎてしまうことで、学校の授業で混乱してしまうこともあります。
特に国語や英語と違って、算数は教育に携わった人でない限り、個人によって計算の仕方(考え方)が違います。
学校で教えてくれる先生とは違うやり方が癖づいてしまうと、お子さんが混乱してしまうのです。
特に、塾とは違い家庭学習を自力で先取りしている家庭に多いです。
また、間違った癖がついてしまうとそこにかけた時間が無駄になり、修正するのに苦労します。
お子さんも混乱すると、後の勉強も嫌になり悪循環になってしまうでしょう。
勉強がつまらなくなる
学校の授業は基本0からのスタートです。
小学校1年生の授業内容はこのように、夏までで1桁の引き算になります。
1年生 | 学習内容 |
4月 | 10までの数 |
5月 | 5はいくつといくつ・数と数字・並べ方・大きさくらべ |
6月 | 1桁の足し算 |
7月 | 1桁の引き算 |
先取りしている家庭でしたら、ここまでの内容もしくはそれ以上の内容に取り組んでいるのではないでしょうか?
既に知っている内容を勉強することで、新鮮味がなく授業が簡単でつまらないと感じるお子さんもいます。
つまらなくなると、そこから授業を聞かないことにもなりかねませんので注意が必要です。
プレッシャーになることもある

幼児期から学習することで、プレッシャーに感じるお子さんもいます。
国語などの教科は答えが1つとは限りません。
しかし、算数は答えが正解は○・不正解は×とハッキリしているので、×をとってしまわないかというプレッシャーを感じやすいようです。
ご家庭の学習方法にもよりますが、あまり厳しく教育熱心になりすぎるとお子さんがプレッシャーに感じてしまいます。
○×や点数で判断するよりも、お子さんが楽しい!と思えることを優先に考えましょう。
幼児期から算数を学習するメリット

幼児期から算数を学習するメリットは、
- 小学生からの勉強に抵抗がなくなる
- 算数が楽しいと思える
- 自信が持てる
小学生からの勉強に抵抗がなくなる
小学生になってから始まる授業で、わかることや知っていることが多いと勉強に抵抗がなくなり、むしろ学びが深まるでしょう。
小学生になって一番つまづきやすい教科が特に算数です。
その反面、一番好きになりやすい教科も算数なんです!
算数の中でも計算が得意だと好きになりやすい傾向があります。
周りができないことを自分が出来たり、勉強を難なくこなせるとまだ慣れてない学校生活も楽しく感じることができます。
初めての学校生活にもすぐに慣れてくれると安心ですよね。
学校の勉強が理解できることで、本人の自信にもつながります。
算数が楽しいと思える
小学生になってからの算数は”THE勉強”という感じで、つまらない・面白くないと思ってしまうお子さんも多くいらっしゃいます。
しかし、幼児期から算数を取り入れることで、取り入れ方次第ではお子さんが算数は楽しいと思えます。
そこにはもちろん親御さんの工夫も必要で、ドリルやワークで同じことばかりの単純作業ばかりをさせてしまうとお子さんも楽しいと思えません。
幼児期だからこそ、それぞれのお子さんに合わせたゲームや遊びの中で算数を取り入れていくと、お子さんも算数が楽しいと思えるでしょう。
楽しく算数を取り入れたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてくださいね!
算数を好きになれる

幼児期から算数を学習していると、テストでも良い点数をもらえたり、成績が良くなります。
頑張って勉強してきた結果が良い成績で表れると、当然本人も嬉しくなり算数を好きになれるでしょう。
小学生・中学生のアンケートによると、算数は嫌いな教科で1位ですが、好きな教科でも1位になっています。
特に、計算が得意な子は算数が好きなようです。
好きで勉強するのと、苦手意識を持って勉強するのとでは後の身につき方が全く違います。
算数を好きになれることは、今後の勉強にとっても大きなメリットです。
幼児期から算数を学習する際の注意点
幼児期から算数を学習する際に注意してほしいことがあります。
- 先取りしすぎない
- 無理矢理させない
先取りしすぎない
数がわかったら、足し算、次は引き算とどんどん先取りしていくことは禁物です。
まずは基本を大切に!足し算や引き算でも1桁や2桁の計算が一番重要になります。
家庭学習の注意点は独自のやり方で先取りしていくことです。
教育に携わった方ならいいのですが、独自のやり方をお子さんにどんどん教えていくことは、後の学習に影響してしまうので危険です。
お子さんの様子をよく観察して、学習方法や進行具合を考えていきましょう。
どうしてもどんどん先取りしたいのでしたら、きちんとやり方を教われる教材をとりいれると効果的です。
無理矢理させない
お子さんの意思を無視して無理矢理学習させることはやめましょう。
お子さんにはそれぞれのお子さんのペースがあり、学習するタイミングがあります。
最適なのは、お子さんが興味を持ったことを中心に取り組むこと!
字に興味を持ったら、字の勉強をとりいれる。
数字に興味を持ったら、数字の勉強をとりいれる。
勉強だけではなく、恐竜に興味を持ったら恐竜についてとことん学ぶことも大切です。
どうしても、幼児期から学習に取り組ませたいのでしたら、ぜひお子さんが楽しむ方法を見つけましょう!
まとめ
いかがでしたか?
幼児期から算数を学習するメリット・デメリットについて取り上げました。
デメリットもありますが、やり方さえ気をつければメリットの方が大きいのが事実です。
注意点を参考にぜひお子さんに合った方法、お子さんが楽しめる方法で幼児期の学習に取り組みましょう。
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