きっと留学と聞くと、皆さん英語の勉強のための語学留学ではないでしょうか?
私には子供が2人いますので、いつかは子供たちに”留学”という選択肢を与えてあげたい。
そう思う私が出会った本が『受けてみたフィンランドの教育』著者:実川真由・実川元子

2007年に発行された10年以上も前の本です。
この本にはフィンランドでの実体験を細かく書き綴られていて、フィンランドの良さがとても伝わりました。
なぜ留学にこだわるのか
きっと留学させたいと考えている親御さんは少なくないと思います。
『日本』という凝り固まった考えをもっと柔軟にしてほしい。
けっして日本が悪いというわけではありません。日本にも素晴らしい文化があります。
もっと価値観を世界に広げて考えて欲しいのです。
それは語学のためだけではなく違う国の文化・違う国の人たちを見て、接して得るものは計り知れないからです。
これが私の留学させたい理由です。
留学=英語圏だけではない

フィンランドといえばすばらしい教育で有名ですよね。
世界でもNO.1の教育として知られています。
フィンランドはけっして”英語圏”ではありません。
それでも英語圏ではない留学も子供にとって素晴らしい経験になります
その国の学校、文化によっても様々ですが、柔軟な考えを持っていますよね。
言葉どうこうではなく、留学で考え方が変わるのです。この本を読んで更にそう感じました。
つまり発想力・積極性・自立性・生き方が変わるのが留学です。
ほかの国でも英語は学べる

それでもどうせならやっぱり英語をしゃべれるようになってほしいというのが、留学を望む親の本音ではないでしょうか。
日本は英語が話せない国といっても過言ではありません。
フィンランドでは、フィンランド語ですが、英語を話せる人はとても多いです。
フィンランドの授業ではとにかくエッセイを書かせる。
中略
日本で私が経験していた英語のテストというものは、文章を読んで日本語に訳したものを覚えたり、単語を覚えたり、動詞の活用を覚えたり、とりあえず覚える作業が多い。電子辞書を常に携帯し、わからない単語があれば線を引いて、その下に調べた意味を書き、テスト前に丸覚え。
受けてみたフィンランドの教育
日本のテストは暗記、フィンランドのテストは実際に文章を書く。
これはフィンランドでの英語の授業・テストでもいえることです。
ここに英語を話せるか話せないかの差が生まれているように思います。
英語圏ではないフィンランドでも英語は学べるのです。
”読む”ということ

フィンランドでのテスト勉強は机に向かってひたすらワークをするという勉強方法ではなく、”read”読む ひたすら読むことが勉強方法なのです。
読むことで知識を頭に入れる。身につけた知識をテストに活かすというのです。
日本ではないことですよね。
ひたすら書いて、問題を解いて、暗記した記憶した私にはありません。
”読む”ことにフォーカスした勉強方法が、いかに自分の知識に役立つのか大人になってから本好きになった私でもわかります。
まとめ
私自身、未だに後悔していることの一つが留学です。
親の夢を子供に託すな。と言われそうですがお許し下さい。
それでも、子供に留学という経験を経ていろんな可能性を広げてほしいのです。
そこには決して”英語圏”にこだわる必要はないのかなと思います。
欲を言うなら英語を話せるようになってくれたら嬉しいですけどね。
mameco.

