4月から新1年生!
ワクワクドキドキの1年生が始まったと思ったら、「学校に行きたくな~い!」の行渋り・・・
そんな子供さんの心境と対策を紹介します。
入学準備から始まりお子さんのメンタルケア、毎日忙しい親御さんお疲れ様です。
しかし、あなただけではありませんよ。
「今だけ」と思ってお子さんの心境を理解し柔軟な対応をしていきましょう。
小学1年生の心境

- 友達になかなか馴染めない。
- 登下校が苦痛。
- 授業中じっと座っていることが苦痛。
- もっとあそびたい!
- 頼れる大人に甘えたい。
友達になかなか馴染めない
他地区から小学校に行った子・1人も友達がいない小学校に行った子も中にはいます。
今まで遊んでいた友達が1人もいなくて寂しい。
他の子たちは友達がいるのに自分だけ馴染めない。
など人間関係での悩みも出てきます。
保育園の頃は間に先生の存在が大きくありました。
しかし、小学生になると先生は教えてくれる人。
子供たちの中に入って仲をもったり、1人の子を気遣ったりなどはなかなかしてもらえません。
そこで、「寂しい、心細い」と感じる子供はたくさんいます。
登下校が苦痛

つい最近まで親と一緒に車や自転車で送迎してもらっていた子供たち。
それが小学生になった途端、重いランドセルを背負い、水筒を持ち、週に一回白衣や体操服の荷物も持ち、となかなか過酷な登下校が始まります。
中には30分程あるいて学校に行く子もいるでしょう。
保育園時代とのギャップと登下校の肉体的しんどさに苦痛に感じる子が出てきます。
授業中じっと座っていないといけない
小学1年生は保育園・幼稚園の毎日遊んでいた生活とは全く違う生活が始まっています。
保育園では基本的に「遊び」が中心なので自分のやりたい遊びができたり、毎日外で走り回ったりと自由な生活でした。
それが一変。
小学生になった途端、授業の40~50分間座る生活に変わるのです。
それは戸惑いますよね。
授業中は座っていないといけないという環境がとても窮屈で嫌だと感じる子はたくさんいるでしょう。
もっと遊びたい!
これが子供たちの本音です。
休み時間はたったの10分。
帰ったと思ったら宿題、ご飯、お風呂、寝る。
中には毎日のように習い事をしている忙しい子もいます。
特に今の子供たちは忙しい!
時間はあまりなく、もっと遊びたい!と心の中で叫んでいます。
頼れる大人に甘えたい

保育園のときは10人に1人~2人の先生が優しく寄り添ってくれていました。
しかし、小学生になると25人~35人につき先生が1人です。
今まで以上に大人に頼る、甘えるということが難しい生活を余儀なくされます。
そんな生活が続くと、今まで甘えていた大人(保育士さん)の分も親に甘えたい!という欲求が生まれてくるのです。
小学1年生の行き渋り対策7選
忙しい親御さん毎日お疲れ様です。
毎朝の行き渋り、「学校に行きたくない!」と泣く我が子を見ることはとても辛いですよね。
そんな中で親御さんが出来る行き渋り対策を紹介します。
毎日抱きしめる

最近お子さんを抱きしめていますか?
毎日7秒以上抱きしめてあげてください。(7秒ハグの効果)
- ストレス軽減
- よく眠れるようになる
- 幸せを感じられる
お子さんにとって「抱きしめる」ことは親の愛情を感じるとっても大事なことです。
普段していないともしかしたら、男の子は恥ずかしがったりするかもしれません。
それでも内心はホッと安心できて、幸せを感じられるはずです。
これは子供だけに限らず、抱きしめた親もオキシトシンという幸せホルモンが分泌されます。
お互いにとって幸せになれることですので、ぜひ毎日抱きしめてくださいね。
話を聞く

お風呂の時間、ご飯の時間などゆっくりとお子さんの話を聞く時間を作りましょう。
フルタイム共働きの家庭では毎日忙しくなかなか時間を作ることが難しいかもしれません。
しかし、お風呂に浸かっている「5分」、ご飯中の「10分」、寝る前の「5分」など取れる時間を決めてお子さんと会話をするように心がけましょう。
料理しながら、スマホを触りながらではなく、必ず手は止めて聞くようにしてくださいね。
自由な時間を作る
帰ってきてから、お子さんの自由な時間はありますか?
お風呂入ってー!
ご飯食べてー!
などしなければいけないことばかりを口うるさく言っていませんか?
子供がぼーっとしていたり、自由に遊んでいる時間も大事にしてあげましょう。
1年生にとってこの「自由な時間」はとっても貴重です。
一緒に遊ぶ

お風呂の中で一緒に遊んだり、夜寝る前に一緒にゲームをするなどたわいもないことで一緒に遊ぶ時間を作りましょう。
一緒に料理をしたりお菓子を作ったりもいいですよね。
一緒に何かできるということが子供からしたら親と「遊ぶ」感覚です。
子供同士で遊ぶことはもちろん楽しいのですが、親と遊ぶことで子供は「安心感」「幸福感」を感じることができます。
毎日ではなくても、休日だけでも一緒に遊ぶ時間を設けましょう。
絵本を読む

夜寝る前の絵本、小さい頃はしていたけれど今はもうしていないという家庭も多いのではないでしょうか。
ひらがなを読めるようになった子供でも、まだスラスラと理解しながら読むことは難しい年齢です。
1年生はまだまだ読み聞かせをしてもらえることが嬉しいと思っています。
一緒に寄り添って読むことで愛情を伝えることができ、本を読むことで言葉の理解にも繋がるので絵本を読むことは一石二鳥。
子供を膝に乗せて読んであげると大喜びするかもしれませんよ。
教科書やプリントを一緒に見る
学校にもっていく教科書の中身を一緒に見てみたことはありますか?
次の日の時間割について子供と話をしたことはありますか?
国語の教科書を見ると、楽しそうなお話があるなあと思うかもしれません。
図画工作の教科書を見ると、うわっ!楽しそうなものを作れる!と楽しみになるかもしれません。
翌日のスケジュールを知るだけでワクワクが生まれることもあります。
まだ言ってもわからないからと思わずに、プリントの中身や翌日の予定についても、お子さんに教えてあげてください。
僕はまだできない、私はまだわからないから、と不安に思っているかもしれません。
予習とまでは言いませんが、何があるかを伝えるだけでも先生の言うことが楽しく感じることができ自信に繋がります。
親が落ち着く

親御さん自身が落ち着いていますか?
○○ちゃん大丈夫かな?明日は泣かないかな?
○○くん授業中座っていられるか心配。
などなど新一年生の親御さんはいろんな心配・不安があるかと思います。
しかし、子供は敏感なので子供は親の心配を察知しています。
「あなたは大丈夫、心配してないわ」
ぐらいどんと構えてお子さんを信頼してあげましょう。
先生に相談する
どうしてもひどくて行きたがらないってときには、先生に相談してしまいましょう。
連絡帳に書くもよし、電話するもよし。
先生に迷惑かもと思わずに、知ってもらいましょう。
先生に知ってもらえるだけで、親御さんも安心できるはずです。
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